乾徳山初心者|日帰り登山|難易度が高い垂直20m鎖場の絶壁岩場が楽しめる乾徳山日帰り登山コースに挑戦|日本二百名山|温泉漫喫【前編】
山梨県山梨市にある標高2,031mの乾徳山へ日帰り登山に行って来ました。乾徳山は、『日本200名山』と言う看板を持っていて、都心からの電車やバスでのアクセス方法も有り、多くの登山者の方に愛されている大人気のお山です。このコースの一番の魅力は、なんと言ってもちょっと難易度が高い『垂直20mの鎖場』です。『垂直20mの鎖場』と言っても、足場がしっかりしていますので、鎖場を経験した事がある方はめちゃめちゃ楽しめますよ。また、標高差も約1,201mありますので、本格的な登山も楽しめます。さらに乾徳山は、『樹林帯』『白樺地帯』『草原地帯』『岩場地帯』など歩くたびに移り変わる景色も楽しめる魅力的な山です。そして山頂からの展望は360度の大パノラマで、富士山や南アルプス、奥秩父の山々などが一望できますので、登山者には色々楽しめる贅沢な山です。
【日本二百名山】乾徳山(けんとくさん)
エリア:山梨県 標高:2,031m 時期:夏 9月
登山レベル:中級者向け
距離:約10.8km コースタイム(所要時間):約6~7時間
難易度:★★★★☆ お勧め度:★★★★★
アクセス方法:車(八王子IC~勝沼IC~徳和駐車場)
登山ルート:徳和駐車場~乾徳山登山口~国師ヶ原~扇平~乾徳山~国師ヶ原~道満山~徳和駐車場⇒花かげの湯
『徳和駐車場』
5時50分 乾徳山登山口駐車場に到着です。
この駐車場は無料で約20台ぐらい駐車ができるスペースです。3連休の最終日でしたのでなんとかぎりぎり駐車する事ができました!ちなみにこの駐車場が満車の場合はすぐ近くに『乾徳山臨時駐車場』があります。
『乾徳山登山口バス停』
塩山駅からバスが出ていますので、この駐車場まで電車とバスでも来ることができますよ~!
『公衆トイレ』
駐車場の向かいの乾徳公園内に『公衆トイレ』がありますので、こちらでトイレを済ませてから出発する事をおすすめします。それでは、6時ちょうどになりましたので登山口を目指したいと思います。ちなみに駐車場の標高は830mですので乾徳山(標高2,031m)までの標高差は1,201mあります。また、今回のコースの距離は10.8kmで、7~8時間のコースですよ。
駐車場からは『徳和渓谷コース』と『道満尾根コース』とに分かれますので『徳和渓谷コース』方面へ進んで行きます。ちなみに帰りは『道満尾根コース』からの下山を予定しています。
最初は、徳和川沿いの舗装道を進んで行きます。
登山口までは、一定間隔でいくつか道票がありますので迷うことはありません。
乾徳山前宮神社の脇を進んで行くとここにも数台駐車できる駐車場があります。
この辺りからアスファルトの登坂が急になって行きます。
そしてしばらく歩いて行くと砂利の道になります。
『乾徳山登山口』
6時25分 『乾徳山登山口』に到着です。『徳和駐車場』から登山口まで約25分で到着です。それでは登山開始したいと思います。
『樹林帯ゾーン』
ここから本格的な山が始まります。最初は、こんな感じの『樹林帯ゾーン』の道を登って行きます!この乾徳山は、技術と体力が要求される登山の醍醐味が凝縮されたコースだそうですので、登る前から『わくわく・ドキドキ』します。
序盤からそこそこ傾斜がきつい上り坂を登って行きます。ちなみに国師ヶ原まではつまらない単調な道が続きますのでひたすら登るだけです。
しばらく登って行くと林道にでます。
すぐに登山道がありますのでまた登って行きます。この先も何度か廃道になった林道を横断して登って行きますよ~。
『銀晶水』
6時45分 『銀晶水』と言う水場に到着です!
今日は絶好調に水が出ていましたが、基本この『銀晶水』は、涸れていることが多いそうですよ。
この先も同じような上り道が続きますので頑張って登っていきます。このコースは登山道が整備せれていますので遭難の心配はありませんね!
『駒止』
7時01分 『駒止』に到着です。特に何もないのでスルーです。
道の雰囲気が変わり岩がゴロゴロした登り坂が始まってきました。
道は歩きやすくなりましたが、まだまだ登坂は続きます。
『錦晶水』
7時25分 本日2回目の水場の登場です!この錦晶水も水量が豊富でした。飲んでみたけど冷たくて美味しいお水でしたよ~!この『錦晶水』までくれば『樹林帯ゾーン』は、ほぼ終了です。
この水場の錦晶水を越えれば、ずっと続いた登りもようやく落ち着き緩やかな明るい林の中なを歩いて行きます。
しばらく歩いて行くと樹林帯を抜けて視界が一気に広がり雰囲気がちょっと変わってきました!そして乾徳山が見えてきました!乾徳山は、岩でゴツゴツしているイメージでしたが、ここから見ると全くゴツゴツしていませんね~。
『国師ケ原十字路』
7時35分 標高1,570m『国師ケ原』到着です。この場所は、整備された十字路です。
行き先はこんな感じです。
乾徳山まで残り1時間45分です。ちなみにこの『国師ヶ原』は、登山口と乾徳山の中間地点とも言われています。
国師ケ原十字路の近くに無人の高原ヒュッテ(遭難小屋) がありトイレ休憩などができますが、今回は休憩なしで先に進みたいと思います。
それでは、登山再開です。『国師ヶ原』からは、こんな感じの一直線の上りが続きます。
『白樺地帯』
『国師ケ原十字路』から少し歩いて行くと白樺が現れて高原のリゾート地のような雰囲気になってきました!
『役小角像』
7時47分 『役小角像』到着~!
『役小角像』を過ぎたあたりから登坂がどんどんキツくなってきました!
まだまだ登ります。
頑張って登って行くと皆さん何かを見ていました!
なんと富士山と雲海の絶景です。絶景を見たら一気に疲れが吹っ飛びました!
『草原地帯』
そしてすぐに雰囲気がまた変わり今度は『草原地帯』に入りました。
ここ一体だけ木が少なくなり、不思議な空間になります。
一面すすきが生えていますのでこの時期は歩いていてもめちゃめちゃ気持ち良いですよ~!
そして木が少ないので後ろには富士山がいつまでも見えます。
『月見岩』
8時5分 標高1,740m『月見岩』到着~!かなり巨大な岩です。とりあえず『月見岩』に登って記念撮影~!月見岩は、後ろに回り込めば簡単に登れますよ!
『月見岩』から富士山を見ましたら若干雲海がなくなり下界の町が見えてきました!
この場所からは、この先に岩場が出てきて鎖場を登って行くなんて全く想像がつきませんね~!
それでは、山頂を目指したいと思います。
『扇平』
8時15分 『扇平』到着~!標高1,765mですので、山頂までの標高差も300mを切りました。キツネのイラストが可愛いですね~!
『手洗石』
また特徴のある石がでてきました!手洗石と言う石だそうですが、どう見ても手を洗いたくないですね~!
『手洗石』を過ぎると再び上りが始まります。
乾徳山らしい岩の雰囲気になってきました!そして再び樹林帯の中へと入り、ごつごつした岩と木の根の道を登って行きます。
『岩場地帯』
ついに登山道も巨大な岩になり岩登りの始まりです。この辺りから乾徳山の醍醐味岩場が始まりテンションも徐々に上がってきました!
最初は、ロープや鎖はありませんが、足場がしかりしていますので、問題なく登って行けます。
少し進んで行くと鎖場がありますが、この辺りはまだ鎖を使わずに登って行けます。
アトラクション感覚で岩場楽しいですね~!
『奇岩 髭剃岩』
進んで行くと真っ二つに裂けた巨大な岩が現れてきます。この間を歩いて行きたいのですがここは見るだけです。
後ろから来た方に岩に挟まっている写真を撮ってもらいました!この先がめちゃめちゃ気になりますね~!
そんな訳で奥に進んで行きたいと思います!外国のニュースでよく子供が挟まれて出られなくなったニュースを見ましたので少しづつ慎重に進んで行きました!
スリムな体系のまじこさんでしたので最後まで行けました!待っていたのはこの景色です。
それでは、先に進んで行きたいと思います。
『絶景ポイント!』
岩を登って行くと見晴らしが良くなり富士山がまた綺麗に見えました!今日は、天気いいし、眺めいいし、言うことなしです!
岩と富士山も絵になりますね~!
この辺りは、岩場で道がはっきりしませんが、岩に矢印が書いてあるので矢印方向に進んで行きます。
岩と岩の隙間に設けられた梯子が現れ梯子を使って下りて行きます。
『奇岩 カミナリ岩』
次に、ギザギザした『カミナリ岩』が現れてきました!この『カミナリ岩』が本日の最初の本格的な鎖場となります。それでは、本格的な岩場にちょっとワクワク・ドキドキしながら鎖を使って登って行きたいと思います。
鎖場を登りきるとまたすぐに次の鎖場があります。私の前の方は、右側の下山用の鎖の方が登りやすそうですので、崖を右に進んで行ってから鎖を使って登っていました!
私も同じコースで登って行きました。
『絶景ポイント』
『カミナリ岩』を登った先も見晴らしがまた良くなり絶景の富士山がまた見れますよ~!雲の上からの眺めは最高で~す!
『奇岩 胎内岩』
次に『胎内』が見えてきますが、見所がないので横を通過~!
どんどん岩場を登って行きます。
『奇岩 鳳岩』
そして最後の巨大な一枚岩のラスボスの登場です!この鳳岩が乾徳山名物の山頂直下の垂直20mの鎖場です。乾徳山に登る登山者は、この『鳳岩』目当てに頑張って山頂を目指して来ますので、この巨大な岩場を目の前で見るだけでめちゃめちゃ『わくわく・ドキドキ』します。
凄いですね~!真下から見ても本当に垂直に空が見えます。
無理だと思った方は必ず迂回路で無理せず行きましょう。
まずは、どんな感じで登って行くのか下から見学です。今登っている方は、初体験の初心者みたいですがどんどん登って行きます。
皆さんスイスイ登って行っています。
この鳳岩を登るには、ある程度の腕力が必要ですね。それでは、この女性の方の次にちょっとビビりますが、登ってみたいと思います。最初はとりあえず腕力に任せて鎖を使いながら登りました。途中から足をかけるところがありましたので慎重に登れば、それほど危険ではありません!恐怖心が無くなり最後の方は結構すいすい登れてしまいました!
登りきって上から覗き込むとこんな感じです。見た目は難しそうですが初心者の私でも比較的簡単に登れましたよ~!
そして鎖場を登りきった先に待っていたのは乾徳山山頂でした!
『乾徳山』
9時5分 ついに標高2,031m乾徳山山頂到着です。ヤッタ~【日本二百名山】の乾徳山山頂取ったぞ~!ここまで『徳和駐車場』から3時間5分で到着です。
山頂は、『岩・岩・岩』って感じの大岩が積み重なった山頂で、めちゃめちゃ狭い山頂です。
『山頂からの展望』
山頂からの展望は、また別世界の絶景が広がっていました!ですが、かなり山頂は風が強いです!
山頂から眺める富士山は最高ですね!そして登頂した達成感がとても気持ち良いです。
山頂からは、360度の大パノラマビューを見る事ができます。
本当に見晴らしは最高ですよ~
この絶景は頑張って登った者しか味わえない素晴らしい景色です。
やはり山頂にいる皆さんは、この富士山の最高の絶景を最後に見てから下山をしていました!
それでは私も下山したいと思いますが、ブログが長くなりましたので引き続き後編(下山編)をお楽しみ下さい。
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