丹沢山|ヤビツ峠から塔ノ岳経由で日本百名山の丹沢山へ日帰り表尾根縦走コースに挑戦!【紅葉編】
神奈川県にある日本百名山の一つの丹沢山に日帰り登山に行って来ました。丹沢山は丹沢山地の丹沢主脈にある標高1,567mの山で、 神奈川県相模原市緑区と愛甲郡清川村、足柄上郡山北町の境界に位置し、周辺の山々と共に丹沢大山国定公園に指定されているそうです。また今回のコースは、ヤビツ峠から塔ノ岳を経由して丹沢山に向かう景色が良い人気の丹沢表尾根縦走コースですのでとても楽しみです。さらに今回は紅葉シーズンですので紅葉も楽しめました!
丹沢山(たんざわさん)
エリア:神奈川県 標高:1567m 時期:秋 11月
コースタイム(所要時間):6時間50分 距離:20km
難易度:★★★★★ お勧め度:★★★★★
登山ルート:ヤビツ峠~富士見橋~塔ノ岳~丹沢山~塔ノ岳~大倉バス停 ⇒ 鶴巻温泉
アクセス方法:電車~バス(八王子駅~小田急線秦野駅~ヤビツ峠)
『丹沢・大山フリーパス』
丹沢のハイキング登山で小田急線とバスを使うなら乗り放題フリーパスが断然お得ですので、小田急町田駅で『丹沢・大山フリーパスB』を購入しました。小田急の丹沢・大山フリーパスは、『Aキップ』と『Bキップ』があり、違いは『Bキップには大山ケーブルが含まれていない』だけです。最寄り駅からフリーパスの対象区間となる駅までの往復運賃と、フリーパス区間の電車・バスについては何度でも乗り降りが可能で食事処・お土産屋さんなどで優待割引もありとっても便利なフリーパス切符です。今回は最後に行きました日帰り温泉でも優待割引がありましたのでとってもお得感を漫喫しました!『丹沢・大山フリーパス』
『小田急線秦野駅前バス停』
7時15分秦野駅到着です。ヤビツ峠行きのバス停にはすでに100人以上バス待ちの登山客がいました。やはり紅葉シーズンの丹沢は大人気ですね!
7時30分 最初のバスには乗れませんでしたが、すぐに臨時便がきてなんとか次のバスに乗れました。
『ヤビツ峠到着』
8:8 秦野駅から40分ほど山道に揺られヤビツ峠に到着です。秦野駅からヤビツ峠までのバス料金は 483円でしたがもちろん『丹沢・大山フリーパス』で無料です。このヤビツ峠の標高はすでに761mですので結構バスで登ってきました。しかもバス停付近の紅葉は良い感じに染まっています。
『公衆トイレ』
ヤビツ峠のバス停には、公衆トイレもありますので安心です。
今回の登山ルートは、ヤビツ峠から塔ノ岳を経由して丹沢山に至る黄色に塗っているルートです。帰りの下山ルートは、丹沢山から塔ノ岳を経由して大倉に至る赤色に塗っているルートです。
8時10分 それではまずは1.6km先の登山口入口がある富士見橋を目指したいと思います。今回は、久々の日本百名山に挑戦ですのでテンションが一気に上がってきました!
『富士見橋』
8時25分 15分ほど下って行くと富士見橋に着きます。この『富士見橋』から塔ノ岳までは残り6.2kmです。
そしてトイレの脇から登山道につながる道を進みます。
『表丹沢縦走ルート登山口』
8時27分 舗装された道を200mぐらい歩くと右手に登山道が現れます。
最初はこんな感じの登り坂を登って行きます。丹沢と言えば「ヒル」がいるみたいですが、この時期は「ヒル」はいませんので安心です。
二ノ塔までは結構勾配がきつい登坂が続きます。ちなみにこの序盤の登坂は今回のコースの中で一番登坂が長かったので一番厳しい場所でした。
この辺りは紅葉が綺麗でした!
『ガレ場』
森を抜けると視界が広がりガレた道になります。
結構傾斜もきつくガレた道で歩きにくく体力的に厳しくなってテンションが下がってきましたが、振り返ると江ノ島方面の相模湾の素晴らしい最高の景色が広がっています!
『ガレ場』が終わると、トンネル道になります。ここまで来たら二ノ塔はもうすぐですよ。
『二ノ搭』
9時6分 標高1,144m 『二ノ搭』到着です。ヤビツ峠から3.2km地点です。ここまで約40分間急な登坂が続きましたので、ちょっとした最初の休憩ポイントになりますが、あまり景色が良くないので水分補給だけしてすぐに三ノ塔へ向かいます。
『二ノ搭』からは、『三ノ塔』が見えます。この先尾根を歩くのですがアップダウンが結構あります。ちなみに次の『三ノ搭』までは一度約40~50mぐらい下ってから登り返すと『三ノ搭』に着きます。『三ノ搭』までの距離は0.5kmみたいですが、肉眼ではめちゃめちゃ遠く感じます。このルートはアップダウンが多いので距離以上に疲れますよ。
途中で絶景の富士山が見えてきました!今日の富士山も雲がなく最高の景色でしたので一気に疲れが吹っ飛びました!
『三ノ塔』までの登りです。思った以上に登り階段が続き体力が奪われていきます。
『三ノ搭』
9時19分 標高1,205m『三ノ搭』到着です。
山頂は広く整備されていました。二ノ塔よりも広く景色が良いので、二ノ塔で休憩するならもう15分ぐらい頑張って『三ノ搭』で休憩されることをお勧めします。
三ノ搭からももちろん素晴らしい富士山が見れますよ~!
『三ノ搭』には、表屋根コースで唯一の無人小屋があります。
それでは鳥尾山方面へ進みたいと思います。塔ノ岳までは、残り4.0kmです。
どんどん下って行きます。
まだまだ下って行きます。
下りきったらまた登り返えしていきます。この表尾根コースには巻道というものがないから全ピークを登らないと塔ノ岳にたどり着くことはできませんので結構大変ですよ。
三角屋根で有名な『鳥尾山荘』が見えてきました。
すごい形の山荘ですね~!
『鳥尾山』
9時43分 鳥尾山到着です。 この鳥尾山は、三ノ塔よりもちょっと低い位置にあります。
烏尾山からももちろん絶景の富士山が見えます!
それでは、次のチェックポイントを目指して登山再開です。鳥尾山から塔ノ岳まで残り3.1kmです。
烏尾山から先は気持ちのいい尾根道になっています。
どんどん下って行きます。
そしてまた登り返します。
『行者岳山頂』
9時58分 行者岳山頂到着です。行者岳山頂は狭いので写真を撮ってすぐにスタートです。塔ノ岳まで残り2.3kmです。
この辺りから鎖場が徐々に増えてきました。
どんどん下って行きます。
そしてまた登り返します。
このルートの一番の『危険箇所』と言えそうなのが、こちらのほぼ垂直な岩場です。
鎖場は登るのは比較的簡単ですが、降りるのはちょっと怖いですよね~!落ちたら軽症じゃすまないような鎖場ですが、登りと下り用に2本の鎖が付いていますのでゆっくり慎重に降りて行けば問題ないです。
そしてまた登坂が始まります。
まだまだ登って行きます。
『政次郎ノ頭』
10時11分 政次郎ノ頭到着です!塔ノ岳まであと1.9kmです。
久々に平らな道が出てると安心します。
最初の40分間登り続けた登坂でだいぶ体力を使ったので徐々に登坂がきつく足が前に出にくくなってきました!
そして次のピークが見えて来ました!まだまだ標高を上げて行きます。
それでは、精神的、体力的にもきつくなってきましたが頑張って登って行きたいと思います。
この登坂は、ガレた登りですので結構疲れました!
『新大日』
10時26分 標高 1340m 『新大日』到着です。展望は木々に囲まれている為ほとんどありませんが、かなり疲れたのでちょっと休憩したいと思います。
それでは5分休憩したので登山再開です。
小田原方面の景色も最高です。まさにこの景色が表丹沢の最大の魅力ですね。これだけ綺麗に海を眺められる山はあまり無いみたいです。登山客はこの絶景を見る為に塔ノ岳まで頑張って登ってきます。
そして登りが見えてくるとテンションが下がりますが頑張ります。
どんどん登って行きます。
平坦な道が見えてくると気持ちが楽です。
塔ノ岳まで残り0.7kmですが以外にここからが長かったような気がします。
左側に富士山を見ながら平坦な道を進んで行きます。
この辺りも若干紅葉が綺麗でしたよ~!
しかし、丹沢は登山道の整備がスゴいですね〜。全体的に道が整備されていて『安心安全』です。
そしてついに塔ノ岳が見えてきました!
これが塔ノ岳への最後の登りだと思うとちょっと元気が出てきます。
ガレた登り坂をどんどん登って行きます。
頂上見えた~!そして塔ノ岳の山小屋尊仏山荘も見えてきました。
『塔ノ岳山頂』
11時5分 標高1491m塔ノ岳山頂到着です。ヤビツ峠のバス停から2時間55分で到着です。
塔ノ岳からの富士山も最高ですね。
それでは、【日本百名山】の丹沢山に向けて出発です。ちなみに塔ノ岳から、丹沢山までは片道2.6kmですので往復にしますと5.2kmもありますので天候や体調が悪い場合は大倉方面に下山する事をお勧めします。
まずはどんどん下って行きます。塔ノ岳(標高1491m)と丹沢山(標高1567m)の標高差は76mですが「塔ノ岳」から「丹沢山」までは、アップアウンが何か所か続きまのでちょっと大変ですよ。
一旦平らな道になります。
そしてまた下って行きますが、塔ノ岳からだいぶ下ってきましたので間違えなく帰りの登りが大変です。
そしてもちろん登り返します。
どんどん登って行きます。
この稜線は見晴らしが良く気持ちよかったです。
しかし今日は本当に富士山が素晴らしかったです。
まだまだ進んで行きます。
こんな感じの木道を歩くと本当に丹沢って感じで気分は最高ですね~!
12時00分 ついに標高1567.1m丹澤山山頂に到着です。ここまでヤビツ峠バス停から3時間50分で到着です。
久々の日本百名山をゲットしましたので、もちろんいつものポーズで記念撮影です。
丹澤山にはこんな感じの広場がありましたのでランチタイムにしたいと思います。残念ですが眺望は全くありません。ちなみに右側に見えている山小屋は、食事が美味しいと言われている、みやま山荘です。
12時20分 それでは下山開始です。
丹沢山から10分ぐらい進んで行くと見晴らしが良い休憩所があります。
丹沢山は、見晴らしが良くないのでランチタイムをするならこの見晴らし台の方がベンチもたくさんありますのでお勧めですよ。
どんどん進んで行きます。
ついに塔ノ岳までの最後の登坂が始まりました。やはりこの登り階段は結構きついです。
13時00分 本日2回目の塔ノ岳到着です。かなり疲れたのでちょっと休憩したいと思います。
『大倉尾根コース』
13時5分 それでは『大倉尾根コース』で一気に下山したいと思います。帰りは、大倉まで残り7.0kmです。ですが、いきなり登山道が狭いので登って来る方とすれ違うのが難しいので渋滞が発生しました。しかも紅葉シーズンですので、この先が心配です。
しばらく渋滞の中を進んで行くと紅葉の見頃を迎えたポイントが出てきました。
しかし人気の山ですのですごい渋滞です。
まだまだ渋滞の中をゆっくり降りて行きます。
『金冷し分岐』
『塔ノ岳』からちょっと下った先から『鍋割山』へ向って下山するコースもありますが、今回は最短コースの『大倉尾根コース』で大倉バス停まで下山します。最短コースと言っても大倉バス停まで残り6.4kmもありますよ。
この先の渋滞の先頭はどうなっているのですかね?
この辺りの紅葉は綺麗でしたよ~!
そして一旦登ります。
『丹沢名物バカ尾根』
『大倉尾根コース』は単調な道がひたすら続くので、通称『バカ尾根』とも呼ばれています。また標高差1,200mを下るコースですので、これが登りだったら私なら途中で心が折れます。
どんどん下って行きます。
『花立山荘』
13時30分 最初の茶屋(山荘)です。ちなみに『大倉尾根コース』はルート上に茶屋(山荘)が5箇所ぐらいあるそうです。
花立山荘から先は渋滞が解除され海に向かってどんどん降りて行きます。
この辺りからもまた紅葉が綺麗でした。
見事な紅葉を見ながらどんどん進んで行きます。
この辺りが今回の最高の紅葉の見頃エリアでした!
『堀山の家』
13時57分 堀山の家到着です。お店の前のベンチで結構休憩されている方が多かったです。
堀山の家の先からは、紅葉はまだでした。
14時32分 見晴茶屋到着です。
見晴茶屋から先は、きつい下り坂や階段が少ないのでここまで来れば体力的に安心です。
そしてアスファルトの道にでたら大倉バス停まで残り約10分です。
『大倉バス停』
15時00分 下山完了!丹沢山山頂から2時間40分で『大倉バス停』に到着です。ちなみにヤビツ峠からのコースタイム(所要時間)は6時間50分でした。大倉の良い所は、バスの本数が多いのとバスの最終時間が20時ぐらいまでと結構遅い時間まで運行している所ですね。ちなみに大倉バス停から渋沢駅までのバス料金は 210円ですがもちろん『丹沢・大山フリーパス』で無料です。
『渋沢駅』
渋沢駅到着です。それでは『渋沢駅』から小田急線で3駅先の『鶴巻温泉駅』を目指したいと思います。これも『丹沢・大山フリーパス』区間内なので電車代は無料で行けます。
『鶴巻温泉駅到着!』
今回の最後の楽しみはもちろん『鶴巻温泉』です。それでは日帰り温泉へ目指したいと思います。
『弘法の里湯到着!』
鶴巻温泉駅から徒歩2分という駅近なので登山客に大人気の日帰り温泉です。この弘法の里湯は、大浴場と120畳の無料休憩室があるほか、貸し切り露天風呂や休憩室もあるそうです。
『丹沢・大山フリーパス割引』
なんと弘法の里湯は、丹沢・大山フリーパス割引対象でした。
通常1000円でしたが、200円引きの800円で入場可能でした。それではゆっくり温泉に入りサッパリ汗を流したいと思います。
『弘法の里湯』
〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北3丁目1−2
電話: 0463-69-2641
今日も日帰り登山&ハイキングを無事に楽しむ事が出来ました~!やはりヤビツ峠から丹沢山は、景色が良くて最高ですね。このコースの難易度は、アップダウンが多いので中級者向けのコースですかね。
初めて行く山は、登山ブログやヤマレコ、ヤマケイオンラインなどのサイトでアクセス方法やコース地図、駐車場、トイレ、難易度、混雑、山小屋、温泉、遭難などの情報を勉強して行くと更に登山が安心安全に楽しめますので是非皆さんも予習して登山を更に楽しんで下さい。また、初心者にお勧めの【登山ガイド特集】を作りましたのでこちらも役立つ情報が満載ですので是非ご覧ください。
【登山ガイド!】関東周辺初心者おすすめ日帰り登山・トレッキング特集!人気のハイキングコース写真全公開解説!
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