まじこのブログ~50代日帰り登山日記!

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富士登山須走口初心者|富士山日帰り登頂に成功!須走ルート体験談前編!コース写真全公開解説!

富士登山須走口

3年連続吉田ルートで日帰り富士登山に行きましたので、今年は須走ルートで弾丸登山に挑戦しました。しかも今回は須走ルートの山開き当日でしたのでちょっとワクワク・ドキドキです。今回の富士登山ブログも、写真がめちゃめちゃ多いですので是非最後までご覧ください。今回の須走ルートは、初めての初心者ですが吉田ルートとの比較もしていきたいと思います。


|須走ルートの一般的基本項目
登山期間(時期):山開きの7月10日〜9月14日
登山口:須走口五合目 (標高1970m)
登山レベル:中級者向け
難易度:★★★★★ お勧め度:★★★★★
山頂までの標高差:約1800m
往復の距離:約13km (お鉢めぐり含まず)
所要時間:登り約6時間50分 / 下り約3時間20分
お鉢巡り一周の所要時間:約1時間30分
お鉢巡り一周の距離:約3km
(各所要時間は、休憩時間の取り方で変わります)


『道の駅すばしり』
5時00分 ふじあざみラインの手前にある『道の駅すばしり』に到着です!ここでちょっとトイレ休憩をしたいと思います。八王子からの服装は、半袖の服装でしたが富士山の真下でもちょうど良かったです。


『道の駅すばしり』からは富士山が綺麗に見れました!今日の天気予報は『晴れのち曇り』の予報です。


『ふじあざみライン』
それでは、ふじあざみラインで 須走五合目の駐車場まで行きたいと思います。本日7/10 12時まではマイカー規制(一般車両通行止め)がないので、ぎりぎりふじあざみラインで須走五合目駐車場まで行くことができました。6時間後には連続63日間のマイカー規制が始まりますが、下山車両は対象外ですのでもちろん普通に帰れます。ちなみにマイカー規制期間中は、須走多目的広場からシャトルバスが運行していますよ。

『須走口五合目駐車場』
5時20分  標高1970m 須走五合目の収容台数200台の駐車場到着です!富士登山は5合目まで自家用車で行くことができると気持ちの面でだいぶ楽です。五合目の天気も快晴で富士山が綺麗に見えました!


『駐車場からの景色』
駐車場からの景色は、いきなり雲海の絶景がお出迎えしてくれました!この幻想的な絶景にいきなりテンションが上がりました!


最高の景色ですね!私の登山の一番の楽しみは普段見れない絶景を見る事ですので朝から気分は最高で~す。


それでは、登山口に向かいたいと思います。この雲海の絶景を見ながら歩いているとさらにテンションが上がってきました。


『須走口五合目』
駐車場からすぐに須走口五合目到着です!ちなみに吉田ルートと須走ルートの往復の距離の違いは、吉田ルートが14kmで須走ルートが13kmですので、須走ルートの方が1km短いですが、標高差に関しては、吉田ルートが1450mで須走ルートが1800mですので、須走ルートの方が標高350m多く登ります。と言う事は今回登る須走ルートは吉田ルートと比べ1km距離が短くて標高350m多く登る結果ですが、どちらのコースも同じくらい大変で疲れますよ。


|山頂までの最短距離比較
1位:富士宮ルート 約4.3km
2位:吉田ルート約6.8km
3位:須走ルート約6.9km
4位:御殿場ルート約10.5km


|登山口の標高比較
1位:富士宮ルート 標高 2,380m
2位:吉田ルート標高 2,305m
3位:須走ルート標高 1,970m
4位:御殿場ルート標高 1,440m


|山頂までのコースタイム比較
1位:富士宮ルート 約5時間
2位:須走ルート 約6時間
2位:吉田ルート 約6時間
4位:御殿場ルート 約7時間

須走口五合目は、吉田口と比べるとお店の規模は小さく山荘菊屋と東富士山荘という二つの山小屋が登山道にそって並んでいるだけですが、基本登山者の方が多く観光客は少ないみたいです。ちなみにこの須走口五合目までタクシーで来た方がいましたがタクシー 料金はどのくらいかかったのですかね?


まずは「高山病」対策で、約1時間朝食タイムをしたいと思いますが人が少なすぎて落ち着ける場所がありません。今回のリュックサックは30Lの容量で、リュックサックの中の持ち物や装備品は、「ストック」「ジャンパー(雨具)」「ズボン(雨具)」「パーカー(防寒具)」「手袋」「ゲーター」「頭痛薬(バファリン)」「水筒(水)」「ペットボトル2本」「おにぎり3個」「サンドイッチ(朝食用)」を準備しましたが、30Lのリュックサックは、かなりパンパンになりました。基本装備及び準備は「雨具」「防寒具」「食糧・飲料水」「頭痛薬(バファリン)」「現金(お金)」があれば大丈夫ですよ〜。


須走口五合目のコーラーの自動販売機のお値段は『ペットボトル500mlが300円』で『ペットボトル350mlが200円』でした。


その他の『ペットボトル500mlも300円』です。


須走口のトイレは、なんと五合目から有料です。さすが観光地の吉田口とは違って須走口は、すぐに登山ルールが適用されるみたいですね。下の『道の駅すばしり』でトイレ休憩して大正解でした!

『富士山保全協力金』
5時35分 本日の7月10日(火)午前4時から『富士山保全協力金(入山料)』1,000円が発生しますと聞いていましたが、係員の方はなんと誰もいません。この『富士山保全協力金』は、任意みたいですが良心が痛むのでもちろん1,000円をお支払する予定でしたが、係員がいないので、このまま登山スタートする事にしました。それでは、トレッキングシューズの靴ひもを結びなおして出発したいと思います。山頂までの距離は6.9kmで一般的所要時間は310分(5時間10分)だそうです。


なんといきなり、『五合目から山頂まで積雪のため通行止め』の看板がありました!今日から山開きなんですから看板ちゃんと外しといて下さいね~!これでは帰ってしまう方がいますよ。


それでは、気を取り直して出発です。最初は、整備された石畳の道から始まります。登山道っていうか、このすぐ上にある神社の参道という感じです。


『古御岳神社』
階段を登ると鳥居がありその先に小さな神社が正面に現れます。まずは、この古御岳神社で本日の登山の安全を祈願してから登山に入りたいと思います。今回も一人での富士登山ですが、安全祈願したのでちょっと気持ち的に安心しました!


それでは、この『古御岳神社』の右側から本格的な登山道が始まりますので樹林帯の中を進みたいと思います。

『登山道入口から6合目の風景』
最初は樹林帯の中を登って行きます。道の状況は、溶岩が所々にあります。


鳥や虫の鳴き声も少ない静かな森の中を進んで行きます。


緑が多いので普通の山に登っている感じですが、このような溶岩の道を登って行きます。


登山道はかなり緑いっぱいで綺麗ですよ。


『登下山道分岐』
5時46分 富士山には、登り用の「登山道」と、下り用の「下山道」が別れていますので行きは直進の「登山道」を進んで行きます。何故か前を歩いていたおじさんが戻ってきて下山道の方へ歩いて行きました!下山道から登ると大変ですので必ず登山道から登りましょう~!


ちょっと前方が明るくなってきました!

森を抜けると突然視界がひらけ富士山が正面に見えてきます。


富士山も綺麗ですがまだ雲海も綺麗でしたよ。


そして森に入ったり出たりを繰り返しながら登って行きます。


しばらく歩いて行くと道の状況は変わり砂地の割合が多くなってきます。


ちょこちょこ景色を見ながら歩けるので気分は最高です。

森林のなかですので基本日影を歩いていますが、30分ぐらい歩くと既に汗だくです。


雲も徐々になくなりあともう少しで山中湖が見えそうです。


5合目から6合目は歩きやすいのですが結構長いです。また身体がまだ登ることに慣れていないためなおさら長く感じます。


この天候で頂上に行ければ間違いなく頂上からの絶景が楽しめますね?


また森の中を歩いて行きます。

『六合目』
6時22分 標高2400m 長田山荘がある六合目到着です。スタートしてから約47分で6合目到着です。ちなみにここまでの一般的所要時間は60分だそうです。


『 長田山荘』
長田山荘さんは営業されていました!ここのトイレは1回200円です。


『500mlのペットボトルは400円』ですので、5合目から100円値上がりました!


残念ながら逆光~!でも見て下さい!山中湖が見えてきました!


それでは、この絶景を見ながら特等席で朝ご飯にしたいと思います。

何故か毎年富士山で食べる朝ご飯は、『カツサンド』です。それではいただきま~す。この景色なら何を食べても美味しいですよね。


6時40分 それでは18分休憩しましたので、登山開始したいと思います。次のチェックポイントは、距離800m先で一般所要時間30分の『本6合目』です。


『6合目〜本六合目の風景!』
吉田ルートの6合目からは、草木はほぼありませんでしたが、須走ルートはまだ草木がたくさんありますので、まだ富士山を登っている感じはしません。


歩きやすい道を登って行きます。


徐々に高い木が少なくなってきました!

この辺りから『森林限界』みたいですね。


登山道にはロープが張ってありますのでわかりやすいです。


下界を振り返って見ると怪しい雲が湧き出て来ました!ちょっとやな予感がします。


しばらく歩くと、危険箇所ではありませんが急傾斜の岩場があります。この急な道を登りえると『本6合目』ですよ。


『本六合目 瀬戸館』
7時3分 標高2700m 瀬戸館がある本六合目到着です。スタートしてから1時間28分で本六合目到着です。ここまでは、全く疲れは無く順調に登って来れました。吉田ルートで登った時は6合目の次は7合目そして8合目と登って行きましたが、須走ルートは6合目の次は本6合目、7合目の次は本7合目とチェックポイントが多いです。さらに8合目の次は、本8合目、8合五勺となんと3つもチェックポイントがありますので休憩箇所には困りません。

さらに下界はますます怪しい雲だらけになってきました!


7時5分 それでは2分休憩しましたので、登山開始したいと思います。次のチェックポイントは、『7合目』で距離は1.2kmで一般所要時間は60分だどうです。それでは『七合目』を目指したいと思います。


『本六合目〜7合目の風景!』
本六合目からはちょっとした岩場が始まります。トレッキングポールを持ってきましたが、まだここでは使用しませんでした。


そして溶岩の登山道が続きますが道は整備されていますので問題なく歩けます。


須走ルートは、吉田ルートと比べて山小屋の休憩ポイントが多いですので山小屋がある所まで頑張って登り山小屋でこまめに水分補給休憩をしたいと思います。

途中見晴らしが良い休憩ポイントがありました。


もちろん、記念撮影しましたが今回も逆光ですね。


左側には下山道の砂走りが見えます。数名の方が大声を出しながら豪快に走って降りているのが見えてきました!今回は、この下山道の『砂走り体験』を楽しみにしています。


こんな感じの道を登って行きます。


まだまだ登ります。

この辺りから緩やかな歩きやすい道になります。


歩きやすい道ですが標高が高いですのでゆっくり確実に歩いて行きます。


また、下界から雲が湧き出て来ました!


まだまだ『七合目』は見えてきません。


ちょっと急な登り斜面もありますが、問題なく登れます。

ようやく『七合目』が見えてきました!


『七合目 太陽館』
7時49分 標高3090m 太陽館がある七合目到着です。スタートしてから2時間14分で七合目です。標高も気づけば3000mを越えましたが、今回も今の所、高山病は大丈夫そうです。この太陽館のトイレ料金はなんと500円とちょっと高いです。ちなみに山頂のトイレ料金は300円ですので山頂のトイレ料金より太陽館のトイレ料金は高いですよ。


とうとう一面霧になってしまい寒くなってきたのでパーカーを着ました。


7時57分 それでは8分休憩しましたので、登山開始したいと思います。次のチェックポイントは、『本七合目』で距離は800mで一般所要時間30分だどうです。それでは『本七合目』を目指したいと思います。


この辺の登山道は、砂と岩の登山道が続きます。

登山道はすでに3,000mを超えていますので、一歩一歩ゆっくりと歩いて行きます。


今年も自衛隊の方が富士山で特訓をしていました!


道は整備されていますので歩きやすいですよ。


わりとすぐに『本七合目』が見えてきました!


『本七合目 見晴館』
8時27分 標高3200m 見晴館がある本七合目到着です。スタートしてから2時間52分で本七合目です。次の8合目で吉田ルートと合流しますので、混雑を避けたい方は、この七合目でトイレを済ませておくことをお勧めします。


山小屋で飲み物を買っている方がいました。

気になるお値段はこちらです。ペットボトル500mlは450円でした。徐々に値段は上がっていますね。


8時34分 それでは7分休憩しましたので、登山開始したいと思います。次のチェックポイントは、八合目で距離は420mで一般所要時間30分だそうです。それでは『八合目』を目指したいと思います。


山頂方面はちょっとやばい感じの霧だらけです。


この辺りから土の色が徐々に赤くなってきました。


残念ですがいっこうに霧が晴れる気配はありません。

『八合目 下江戸屋』
8時56分 標高3350m  下江戸屋がある八合目到着です。スタートしてから3時間21分で八合目です。この『八合目』は、下山時の吉田ルートと須走ルートの分岐点がある場所ですので、見覚えがある場所まで登ってきたのでちょっと安心しました。


9時2分 それでは6分休憩しましたので、『本八合目』を目指したいと思います。


ちょっと諦めかけていましたが上空の雲がなくなってきました。


こんな感じの道を登って行きます。


山頂方面を見上げると白い鳥居が『一直線に3つ』見えてきます。一番上の3個目の白い鳥居がゴール地点になりますが、まだまだ先は長くすぐには着きませんよ~!

『本八合目』
9時20分 標高3400m 富士山ホテルがある本八合目到着です。スタートしてから3時間45分で本八合目です。この本八合目で吉田ルートの登り道と合流します。ちなみに富士山に登る登山客の半数以上が吉田ルートを利用しているそうですので登山者数が急に増えますよ。また、この富士山ホテルのトイレは、富士山の中で一番綺麗なトイレだそうです。


この本8合目には山小屋が3軒ありますので見に行きたいと思います。


まずは、記念撮影~!天気も回復してなかなか良い感じの景色です!この景色がある限り富士登山はやめられませんよね~!


『江戸屋』
自衛隊の方も休憩しながら絶景を見ていました!


『トモエ館』

『トモエ館』の中のようすです。


9時33分 それでは13分休憩しましたので、『八合五勺』を目指したいと思います。


この辺りから7月末ごろに行われる『富士登山競争』の練習されている方が急激に増えてきました!


走ってはいませんが、かなり速いスピードで歩いています。


『八合五勺 御来光館』
9時45分 標高3450m 御来光館がある八合五勺到着です。スタートしてから4時間10分で八合五勺です。ちなみにここが最後の山小屋の「御来光館」です。

下を見るとこんな感じでつづら折りで登って来たのがわかります


9時55分 それでは10分休憩しましたので、登山開始したいと思います。次のチェックポイントは、九合目で距離は500mで一般所要時間30分だどうです。それでは『九合目』を目指したいと思います。


また、霧がでてきました!


そろそろ足腰が疲れてくる時間帯です。


何故か一旦霧が晴れました。


白い鳥居通過~!しかしすぐにまた霧誰だらけです。


『九合目』
10時14分 標高3600m 九合目到着です。スタートしてから4時間39分で九合目です。今年もなんとか標高3,600mまで登って来ました!

10時19分 それでは5分休憩しましたので、登山開始したいと思います。あとは山頂まで残り400m(30分)です。それでは『山頂』を目指したいと思います。


『九合目〜山頂の風景!』
毎年思うのですが、山頂までの残り400mがめちゃめちゃ長く感じます。今回も9合目から頂上までの岩場はまさに最後の砦として立ちはだかりました。九合目〜山頂までは、まさに富士山のラスボスって感んじですね。


9合目から先の岩場ですが、このような大きな岩がたくさんゴロゴロしていて一歩一歩登って行きます。そしてなんとここで小雨が降ってきました!


雨はすぐにやみましたが、皆さん最後のラスボスに苦戦中です。終盤で体力もなくなってきていますので、途中休憩をしながら登って行きます。


なんと奇跡です。山頂方面の雲がなくなりました。


晴れているうちに山頂で記念撮影したいのですが足が重いです。やはり皆さんも最後がきついので休憩しながら登って行く方が多いです。

景色はまさに雲の上の別世界です。


最後は結構急斜面を登って行きます。


ようやく最後のストレートの道が見えてきました!この鳥居が見えたらラストスパートです。


鳥居手前の撮影ポイントで記念撮影~!後はこの石段を登り切れば山頂に到着です。


『富士山頂上到着!』
10時45分 富士山頂上到着です!2018年も登頂大成功!てっぺん取ったぞ~!そして須走ルート攻略バンザイ~!ちなみにここは、まだ日本一高い標高3,776mではありませ~ん。

更にもう1枚記念撮影!2015年は山頂まで吉田ルートで「5時間30分」、2016年は吉田ルートで「4時間35分」、2016年は吉田ルートで「4時間50分」、今回は須走ルートで「5時間10分」で到着です。ちなみに一般的な須走ルートのコースタイムは、登りで約6時間50分ですので今回は一般的コースタイムよりちょっと早く到着できました。


『富士山頂の風景』
なんと山頂の売店は、すべてまだ営業をしていませんでした!


皆さんこのベンチで休憩しながらランチタイムです。


売店がやっていないので特に山頂ではする事はありませんでした。


山頂の天気は、晴れたり曇ったりと数分ですぐに状況は変わります。

『剣ヶ峰』
富士山の最高峰は火口を一周しながらのお鉢巡りをして途中にある『剣ヶ峰』という場所が標高3,776mの日本一高い地点です。ちなみに『剣ヶ峰』まで行って帰ってくると1時間30分ぐらいかかりますよ。


それでは、2年ぶりにお鉢巡りして日本一高い場所3,776m地点に行きたいと思います。


続きは後編へ 須走下山ルートのメインイベントの『砂走り』などの全コース写真公開解説!それでは後編はこちらから!