富士登山須走口初心者|富士山日帰り登頂に成功!須走ルート体験談後編!コース写真全公開解説!
それでは、須走ルート前編に引き続き後編をお楽しみ下さい。
須走ルート前編をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。
11時33分 それでは、お鉢巡りスタートです。まずは、1.3km先の「剣ヶ峰」を目指したいと思います。山頂からは雲が近くて雲の中に吸い込まれそうです。
お鉢巡りとは、この富士山の火口を一周するコースです。一般所要時間は約1時間30分ぐらいかかります。初心者の日帰り登山者の方は、結構距離もありますので、帰りの体力と時間を確認してから「お鉢巡り」に行って下さい。
進んで行くとすぐにまた霧だらけになりました!前が見えないくらいの霧です。
なかなか霧が晴れません!この霧の中の空間は別世界な感じがします。
『富士山頂郵便局』
富士山頂郵便局もまだ営業していませんでした!
『頂上富士館』
頂上富士館もまだ営業していませんでした!
しばらく歩いて行くとようやく霧も晴れてきて「剣ヶ峰」が見えてきました!
火口にはまだ雪があります。
全く雲がありませんので、この先の景色がめちゃめちゃ気になります。
見て下さいこの絶景!なんと富士山の頂上から海が見えています!富士山は4回目ですがこんなに山頂から下界が見れたのは始めてで、とても感動しました!
何と言っても富士登山の一番の面白さは下界を見下ろす景色ですよね。今回もこんな素晴らしい絶景を見る事が出来ましたので大満足です!
まさに素晴らしい展望です。今日も最高の景色をありがとう~!今回も山から元気のパワーをもらうことができました。
それでは、元気をもらいましたので最後の登坂に行きたいと思います。
「剣ヶ峰」手前の最後の急な上り坂です。傾斜がかなりありますのでこの坂は結構きついですよ〜。
まもなく本当の日本のてっぺんです。
振り返るとまだ絶景が見えていました!
日本一高い場所から眺める景色は最高ですね!
『剣ヶ峰』
12時9分 標高3,776m 日本最高峰富士山「剣ヶ峰」 到着〜 !「剣ヶ峰」には、気象観測所があります。
日本一高い地点で記念撮影!
さらにもう1枚記念撮影~!
それでは、残り半分のお鉢巡り再開です。
日影にはまだ雪が残っていました!『I LOVE Mt Fuji』と書かれています。
この場所も景色が良かったので記念撮影~!
なんだか天空を歩いている感じがします。
天空気分漫喫~!
12時48分 まもなく火口一周しますがまた霧がすごいことになってきましたので、このまま休憩なしで下山したいと思います。
『下山開始!』
12時50分 それでは、『吉田・須走ルート下山道』から下山開始〜!須走ルートを下る場合も、吉田ルートと同じ下山専用の道を下ります。下山道を知らないで行きと同じ登山道で下る方がごくまれにいますが、登山道から下山するのは結構きついですので間違えないように。ちなみに下山道の一般的所要時間は、2時間40分だそうです。
下山開始してすぐにまた前が見えないくらいの霧がでてきました!
しばらく歩いて行くと霧は少なくなり砂地の下山道をジグザグに下って行きました。
山頂から8合目までは浅い砂の道で地面が固いので転ぶとケガする恐れがありますのでゆっくり下山しましょう。
『下江戸屋分岐』
13時25分 八合目のこの下江戸屋分岐で吉田ルートと須走ルートに分かれます。それでは、右に曲がって須走ルートに行きたいと思います。ここでもごくまれですが、仲間と話しながら下山していると前の登山客の後をついて行って吉田ルートに行ってしまう方がいるみたいですので、この『下江戸屋分岐』までは集中して確実に須走ルートで下山しましょう。
『本七合目』
13時37分 標高3200m 見晴館がある本七合目まで戻ってきました。
ここからまた下山専用の道になります。
下りの景色も壮大ですね!
須走ルートと吉田ルートの大きな違いは、吉田ルートは風景が変わらない同じ道が永遠に続きますがこの須走ルート下山道には、『砂走り』と呼ばれる砂利の下山道があるのでこの先がちょっと楽しみです。
しかし、なかなか『砂走り』がありません。こんな感じの普通の道が続きます。
『七合目』
13時57分 標高3090m 太陽館がある七合目まで戻ってきました。この先からまた下山専用道になりいよいよ『砂走り』になります。ちなみに、七合目を過ぎると砂払い五合までトイレがないため要注意です。
しかしまた、霧が濃くなってきました!前には10人ぐらいの若い外国の方がいましたが、どうみても観光客です。須走コースで大丈夫なんですかね?
『砂走り』
14時5分 ついに「砂走り」と呼ばれる砂利の下山道が現れました。ここからが、今回最大のお楽しみにしていました砂走り初体験ができます。これまで以上に砂が深く、傾斜も急になりますので砂対策装備としてマスクとスパッツをまずは装着!
それでは一直線に下り砂走り体験をしたいと思いますが霧が凄すぎて走れません。
前が見えてきましたのでここから一直線に下り『砂走り体験』をしたいと思います。それでは『砂走り体験』スタート!深い砂に足をとられながら、一気に駆け下りて行きますが、時々大きな石もありますので注意しながら進んで行きます。
なんと勢いよく降りて行ったら一歩で1m~1m50cmぐらいは進んでます。今回は転びませんでしたが、もし転んだら結構勢いがついていますので、砂の上で回転しながら転げ落ちて行ったでしょうね。
『砂走り』を下から見るとこんな感じです。
テンションも最高潮になりめちゃめちゃ楽しいです。この『砂走り体験』をやりたくて、今回は須走コースに来ましたので大満足です!
かなりのスピードで走って下りましたが砂走りの道はまだまだ永遠のように長く続きます。
ようやく『砂走り』が終わり樹林地帯の中に入って行きます。
樹林地帯の中は、木が倒れていました!そして予想外の展開に・・・!
なんとまだ『砂走り』は終了ではなく後半戦もありました!今までは前半戦だったみたいです。一直線に下っていますのでかなり下ったと思いましたが思っていた以上に『砂走り』は長かったです。
前半でかなり走ったのでもう走る気力はゼロです。
後半の『砂走り』を下から見るとこんな感じです。
楽しかった砂走りの道が終わると、平坦な砂地の道になります。
『砂払い五合目』
14時40分 『砂払い五合目』到着です。約35分間砂の中を歩き続けてきました!
砂を払ってから下山再開です。
『砂払い五合目』を過ぎると最後に樹林地帯を下って行きます。
こんな感じの道を下って行きます。
そして突き当たると行きと同じ道になりますので右に曲がります!
『須走口五合目』
15時10分 スタート地点でした『須走口五合目』まで無事到着です。 ほぼ休憩なしで下山したのでなんと帰りは2時間20分で下山できました!今年も最高の富士登山ができて気分は最高です。
『富士山保全協力金』
しかし、行きにはなかった『富士山保全協力金(入山料)』のテントが設置されており係員が数名いました!まさか帰りの方には声をかけないと思いましたが、『富士山保全協力金お願いしま~す』と声をかけられました!この周辺には私以外の登山客はいませんので、間違えなく私に向かって言っています。これは任意だ!しかもすでに下山しているので別に払わなくても良いと自分に言い聞かせましたが、すぐに『富士山保全協力金払います』と係員の方に言ってしまいましたら、係員の方も『え~払うの?』と言った感じでびっくりしていました!『富士山保全協力金箱』に1,000円を入れようとしたら、なんと私が本日1番でした。今さっきすれ違った登山客は・・・?
毎回思うですが、『富士山保全協力金』を支払うと、このような記念品とガイドブックがもらえますが、施設利用料としてトイレを無料にして頂いた方が登山客はとても喜ぶと思いますよね~。今回は下山時でしたので残念ながらガイドブックは頂けなかったようです。
それにしても須走口の5合目は観光客は全くいませんので、静かな5合目です。
須走口シーズン初日の富士登山でしたが、平日でしたので自分のペースで歩けてとても良かったです。ちなみにタクシーのりばがありましたがここからタクシーで帰るとタクシー 料金はいくらぐらいかかるのですかね?それでは、駐車場に戻りたいと思います。
15時23分 駐車場到着~!今年も弾丸登山大成功です。
朝はこの上に富士山が見えましたが、この時間は全く見えませんでした!それではこの後は、温泉に行きたいと思います。
『須走温泉 天恵』
帰り道の途中の『道の駅すばしり』の近くにありました『須走温泉 天恵』によりました。今回は登山の疲れをこの温泉で癒したいと思います。
『須走温泉 天恵』
〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走112-171
0550-75-2681
温泉に入った後はめちゃめちゃすごい休憩室がありました!入口から入ってすぐには、ごろ寝処で仮眠タイムができます。
さらに無料マッサージ機が10台以上あります。なんとマッサージ機は安物ではなく高級タイプのマッサージ機です。
さらにテレビ付きの休憩椅子がたくさんありました!須走口から富士登山をした方は、この温泉でゆっくり疲れをとってから帰る事を是非お勧めします。それでは、温泉で疲れもとれましたので八王子まで帰りたいと思います。今年も日帰り富士登山を無事に楽しむ事が出来ました~!
初めて行く山は、登山ブログやヤマレコ、ヤマケイオンラインなどのサイトでアクセス方法やコース地図、駐車場、トイレ、難易度、混雑、山小屋、温泉、遭難などの情報を勉強して行くと更に登山が安心安全に楽しめますので是非皆さんも予習して登山を更に楽しんで下さい。また、初心者にお勧めの【登山ガイド特集】を作りましたのでこちらも役立つ情報が満載ですので是非ご覧ください。
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