まじこのブログ~50代日帰り登山日記!

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塔ノ岳日帰り|初心者登山|表丹沢最高峰!電車バスでヤビツ峠から丹沢表尾根縦走コースに挑戦|温泉漫喫|難易度中級

塔ノ岳

神奈川県秦野市にある丹沢山系の塔ノ岳(表尾根)に今回も単独登山に日帰りで行って来ました。塔ノ岳は丹沢山地の南部にある標高1,491 mの表丹沢最高峰の人気の山です。しかも東京から交通アクセスがよく手軽に行ける丹沢は沢山の登山者の方に愛されている山で有名ですよね。今回行きましたコースは、景色が良く、鎖やハシゴの多いちょっとアスレチックな気分も味わえる人気のヤビツ峠からの丹沢表尾根縦走コースです。ヤビツ峠からピストン(往復)される方も多いみたいです。塔ノ岳は大人気の山ですので年間を通して多くのハイカーさんが訪れているそうですよ。


塔ノ岳(とうのだけ)
エリア:神奈川県 標高:1,491 m 時期:春 5月
難易度:★★★★☆ お勧め度:★★★★★
登山レベル:中級者向け 距離:14.7km
コースタイム(所要時間):4時間28分
登山ルート:ヤビツ峠~富士見橋~三ノ塔~塔ノ岳~大倉 ⇒ 鶴巻温泉
アクセス方法:電車~バス(八王子駅~小田急線秦野駅~ヤビツ峠)


『丹沢・大山フリーパス』
丹沢のハイキングで小田急線とバスを使うなら乗り放題フリーパスが断然お得情報をゲットしていましたので、小田急町田駅で『丹沢・大山フリーパスB』を購入しました。小田急の丹沢・大山フリーパスは、『Aキップ』と『Bキップ』があり、違いは『Bキップには大山ケーブルが含まれていない』だけです。最寄り駅からフリーパスの対象区間となる駅までの往復運賃と、フリーパス区間の電車・バスについては何度でも乗り降りが可能で食事処・お土産屋さんなどで優待割引もありとっても便利なフリーパス切符です。『丹沢・大山フリーパス


『小田急線秦野駅前バス停』
平日朝7時50分ですがすでに20人ぐらいのバス待ちです。ちなみに平日のバスの時刻表には『8:25』の1本しか運行していませんので、このバスに乗り遅れたらヤビツ峠からの登山を諦めるしかありませんので、絶対遅刻ができませんので出発の30分前から並びました。状況によては、臨時便が出ているみたいですよ。

『ヤビツ峠到着』
9:10 秦野駅から40分ほど山道に揺られヤビツ峠に到着です。秦野駅からヤビツ峠までのバス料金は 470円でしたがもちろん『丹沢・大山フリーパス』で無料です。このヤビツ峠の標高はすでに761mですので結構バスで登ってきました。ちなみにお手洗いはこのヤビツ峠かこの先の登山口の富士見橋にあります。このヤビツ峠は、無料の駐車場もありますので車で行く事もできますよ~!


ヤビツ峠から登山口がある富士見橋までは、県道70号線の舗装道を約1.5kmを歩きます。また、このヤビツ峠からは『大山』の登山口もあります。


9:12 それでは以前からめちゃめちゃ楽しみにしていました大人気の塔ノ岳を目指して出発です。天気は快晴!テンションが上がります。最初はこんな感じの舗装道の下り坂が続きます。

『富士見橋』
15分ほど歩くと富士見橋に着きます。


橋を渡り左折してトイレの脇から登山道につながる道を進みます。この『富士見橋』から塔ノ岳までは6.2kmです。


登山道入口には、『表尾根0』と記載されていてこの先も表尾根番号があります。ちなみにこの『表尾根番号』は、緊急時の連絡場所として使用するみたいです。

『表丹沢縦走ルート登山口』
9:32 舗装された道を200mぐらい歩くと右手に登山道が現れます。


『ヤマビルファイター』
それでは、靴紐を結び直して塔ノ岳を目指したいと思いますが、登山道に入る前に蛭対策としてイカリ消毒の『ヤマビルファイター』を靴に振り掛けたいと思います。『ヤマビルファイター』と『ヒル下がりのジョニー』どちらを買うか迷いましたが、ネットで調べたところ『ヤマビルファイター』を使えば『吸われたことがない』と言う書き込みが多かったので『ヤマビルファイター』を購入しました。もちろん今回のコースでは一回も山ビルに吸われませんでしたよ!

序盤は新緑を見ながら気持ちのいい森の中を登って行きますが、体がまだ登ることに慣れていないので結構疲れます。


登山開始早々に結構急な上り階段でいきなり息が上がってきます。


一旦車が通れるぐらいの広い道にでますが、すぐにまた登山道に入ります。

二ノ塔までは結構勾配がきつい登坂が続き汗がポタポタ落ちてきます。ちなみにこの序盤の登坂は今回のコースの中で一番厳しい場所でした。


『ガレ場』
森を抜けると視界が広がりガレた道になります。


結構傾斜もきつくガレた道で歩きにくく体力的に厳しくなってテンションが下がってきましたが、振り返ると江ノ島方面の相模湾の素晴らしい景色が広がっています!初めてこの景色を見た私はこの絶景にかなり感動しました。そして一気にテンションが最高潮です。

『ガレ場』が終わると、新緑のトンネル道になります。ここまで来たら二ノ塔はもうすぐですよ。


『二ノ搭』
10:12 標高1,144m 『表尾根4』の『二ノ搭』到着です。ヤビツ峠から3.2km地点です。ここまで約40分間急な登坂が続きましたので、ちょっとした最初の休憩ポイントになりますが、あまり景色が良くないので水分補給だけしてすぐに三ノ塔へ向かいます。

『二ノ搭』からは、『三ノ塔』が見えます。この先尾根を歩くのですがアップダウンが結構あります。ちなみに次の『三ノ搭』までは一度約40~50mぐらい下ってから登り返すと『三ノ搭』に着きます。『三ノ搭』までの距離は0.5kmみたいですが、肉眼ではめちゃめちゃ遠く感じます。このルートはアップダウンが多いので距離以上に疲れますよ。


途中で富士山が見えてきました!ちょっとモヤっていますがこの時期にしては、素晴らしい景色です。


そして今度は小田原方面の駿河湾です。

『三ノ塔』までの登りです。


思った以上に登り階段が続きます。


『三ノ搭』
10:25  標高1,205m『三ノ搭』到着です。山頂は広く整備されていました。二ノ塔よりも広く景色が良いので、二ノ塔で休憩するならもう15分ぐらい頑張って『三ノ搭』で休憩されることをお勧めします。『三ノ搭』には、表屋根コースで唯一の無人小屋があります。

三ノ搭からは、また江ノ島方面の相模湾が見えますよ~!


三ノ搭から鳥尾山方面をへ進みます。塔ノ岳までは、残り4.0kmです。

しばらくは歩きやすい緩やかな上りと下りが続きます。


見て下さいこの長~い下り階段!ここまで急坂の階段で苦労して稼いだ標高をなんと一気に下げます。回りを確認しますがこの道しかないので諦めて下ります。


見晴らしが良かったので一枚記念撮影~!

下りきったらまた登りかえして歩いていきます。この表尾根コースには巻道というものがないから全ピークを登らないと塔ノ岳にたどり着くことはできませんので結構大変ですよ。


『鳥尾山』
10:51  三角屋根で有名な『鳥尾山荘』が見えてきました。この『鳥尾山』は、三ノ塔よりもちょっと低い位置にあります。


『鳥尾山』から塔ノ岳まで残り3.1kmです。

烏尾山からも景色がいいです!鳥尾山から真鶴半島が見えます。


烏尾山から先は気持ちのいい尾根道になっています。

富士山がまた見えますが、やはりこの時期のこの時間帯は綺麗に見えませんね。


行者岳までの登り階段です。


『行者岳山頂』
11:8  『表尾根10』の行者岳山頂到着です。行者岳山頂は狭いので写真を撮ってすぐにスタートです。塔ノ岳まで残り2.3kmです。

天気のいい丹沢は景色が良くて本当に最高ですね!


この辺りから鎖場が徐々に増えて来ました。


ちょっとした鎖場~

このルートの一番の『危険箇所』と言えそうなのがこちらのほぼ垂直な岩場を鎖を使いながら下りる鎖場です。下からおじさんが登って来たのでちょっと順番待ちが発生しました。鎖場は登るのは比較的簡単ですが、降りるのはちょっと怖いですよね~!


落ちたら軽症じゃすまないような鎖場ですが、登りと下り用に2本の鎖が付いていてゆっくり慎重に降りて行けば問題ないですよ。

無事に降りられました。下から見るとこんな感じです。ちなみにこの鎖場は、ゴールデンウィーク期間中めちゃめちゃ渋滞するみたいですのでゴールデンウィークは避けた方が良いですよ。


『はしご階段』
『はしご階段』を使ってまだまだ下ります。

もちろん、また登り返します。いい加減登り返しやめてくれ~って感じです。


疲れた時は、この素晴らしい景色を見ながらちょっと休憩です。


それでは、また下りま~す。本当にこのコースは登ったり下ったりしてめちゃめちゃ大変です。

『政次郎ノ頭』
11:24 『表尾根12』の政次郎ノ頭到着!塔ノ岳まであと1.9kmです。


新緑が綺麗で気持ち良いですが、日影が少ないので暑いです。


最初の登坂でだいぶ体力使ったので徐々に登坂がきつくなってきました。

でも振り返ればこの綺麗な景色があるので頑張れます。


次のピークが見えて来ました!まだまだ標高を上げます。


多少歩きにくい道があります。ガレた登りは結構疲れますね~!

結構、整備されている道も多いですよ。


『新大日』
11:45 標高 1340m 『新大日』到着です。展望は木々に囲まれている為、ほとんどありませんので休まず一気に塔の岳までいっちゃいます。目標は12時までに塔ノ岳に着きたかったのですがちょっと遅れ気味なのでラストスパートです。


平坦な道が見えてくると気持ちが楽です。

登りが見えてくるとテンションが下がりますが頑張ります。


この辺りは、ツツジが綺麗に咲いていました。


すぐに出てくる登り階段~!もうここまで来たら、自分との戦いです。

しかし、丹沢は登山道の整備がスゴいですね〜。全体的に道が整備されていて『安心安全』です。


ちょっとバテ気味になり、若い子2人に道を譲りました。


塔ノ岳まで残り0.7kmですが以外にここからが長かったような気がします。

一旦平坦な道になります。


まさにこの景色が表丹沢の最大の魅力ですね。これだけ綺麗に海を眺められる山はあまり無いみたいです。登山客はこの絶景を見る為に塔ノ岳まで頑張って登ってきます。

ここからまた登ります。


更に登って行きます。


てっぺんがちょっと見えて来ました。そしてこれが塔ノ岳への最後の登りだと思うとちょっと元気が出てきます。

最後の登りは、一番嫌いな『ガレ坂』です。体力的・精神的にもキツイですよ~!


まだまだ登ります。こんな場所で熊がでたら体力の限界で逃げられませんね~!


頂上見えた~!塔ノ岳の山小屋尊仏山荘も見えてきました。

『塔ノ岳山頂』
12:20 標高1491m塔ノ岳山頂到着です。ヤビツ峠のバス停から3時間8分で到着です。


この『塔ノ岳』は、いろんなルートから目指してくる登山者がいるので、頂上は登山者がとても多いです。


『水場0.3km』
ちょっと顔を洗いたかったので300m先の水場に行ってみたいと思います。


結構な角度で下って行きます。


更に下りますが、150mぐらい来たところで戻るのがめちゃめちゃ大変な事に気が付き断念しました。


もちろん待っていたのは、登り階段です。無駄な体力を消耗してしまいました!もしこのブログを見られた方は、かなり標高を下げますので絶対に『水場』に行かない方が良いですよ。間違いなく帰りの登りがきついので地獄を見ますよ。

『丹沢山』
『塔ノ岳山頂』から、【日本百名山】の丹沢山もピストンで行けますが、約2時間かかるので次回の楽しみにしたいと思います。


『大倉尾根コース』
帰りは、大倉まで7.0kmの『大倉尾根コース』で下山です。


12:50 それでは『大倉尾根コース』で一気に下山したいと思います。
  

『塔ノ岳』のちょっと下った先から『鍋割山』へ向って下山するコースもありますが、今回は最短コースの『大倉尾根コース』で大倉バス停まで下山します。最短コースと言っても大倉バス停まで残り6.4kmもあります。


この辺りは、結構ツツジがまだ咲いていました!


何故か一旦登ります。


さらに登ります。

『丹沢名物バカ尾根』
『大倉尾根コース』は単調な道がひたすら続くので、通称『バカ尾根』とも呼ばれています。また標高差1,200mを下るコースですので、これが登りだったら私なら途中で心が折れますね。


登って来る方発見~!


『花立山荘』
最初の茶屋(山荘)です。ちなみに『大倉尾根コース』はルート上に茶屋(山荘)が5箇所もあって誘惑が多いみたいですが、今日は平日でしたので一軒も営業はしていませんでした。

目の前に直線のものすごい階段が出て来ました。


さらにこんな階段や


こんな階段などが出てきます。


新緑が綺麗でしたので1枚パシャリ!

『堀山の家』
茶屋は休みでしたが、お店の前のベンチで結構休憩されている方が多かったです。


こんな感じの緩やかな下りは最高ですね。


何故か一旦登ります。

ちょっと『トレラン風』の方が登って来ました!確かにバカ尾根の7kmは良い練習場になりそうですね。


そろそろ下り坂が続くので太ももが疲れてきました!


見晴茶屋も休みです。平日は人が少なくて良いのですが茶屋がやっていないのは残念ですね。


下山完了!下山してからも思いましたが、やっぱりこの『大倉尾根コース』は登りには使いたくない道ですが一度どれでけ厳しいのかチャレンジしてみたいと思います。


『大倉登山口』
丹沢名物のこの人形がが出てきたら大倉バス停はすぐそこです。後はここから車道を約10分ぐらい歩くと、大倉バス停に着きます。

『大倉バス停』
14:40 『塔ノ岳山頂』から下ること1時間50分で『大倉バス停』到着です。ちなみにヤビツ峠からのコースタイム(所要時間)は4時間28分でした。大倉の良い所は、バスの本数が多いのとバスの最終時間が20時ぐらいまでと結構遅い時間まで運行している所ですね。ちなみに大倉バス停から渋沢駅までのバス料金は 210円ですがもちろん『丹沢・大山フリーパス』で無料です。


『渋沢駅』
『渋沢駅』から小田急線で3駅先の『鶴巻温泉駅』を目指したいと思います。これも『丹沢・大山フリーパス』区間内なので電車代は無料で行けます。


『鶴巻温泉駅到着!』

今回の最後の楽しみはもちろん『鶴巻温泉』です。それでは日帰り温泉へ目指したいと思います。


『弘法の里湯到着!』
鶴巻温泉駅からなんと徒歩2分という駅近なので登山客に大人気の日帰り温泉です。この弘法の里湯は、秦野市公営の日帰り温泉です。大浴場と120畳の無料休憩室があるほか、貸し切り露天風呂や休憩室もあるそうです。泉質は、弱アルカリ性 カルシウム・ナトリウム塩化物泉で、よく温まり神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、慢性婦人病などに効能があるそうです。それではゆっくり温泉に入りサッパリ汗を流したいと思います。温泉は40度くらいで、『熱すぎず』『ぬるすぎず』って感じでちょうど良いお湯加減でした。


弘法の里湯
〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北3丁目1−2
電話: 0463-69-2641


今回は、『丹沢・大山フリーパスBを1,080円』で購入して実際下記区間の『1,610円電車とバス』に乗りましたからなんと『530円もお得』でした。


・小田急町田駅~秦野駅:370円
・秦野駅バス停~ヤビツ峠バス停:470円
・大倉バス停~渋沢駅バス停:210円
・渋沢駅~鶴巻温泉:220円
・鶴巻温泉~小田急町田駅:340円


今日も日帰り登山&ハイキングを無事に楽しむ事が出来ました~!やはりヤビツ峠から塔ノ岳は、新緑が綺麗な4月から5月がお勧めですね。このコースの難易度は、中級者向けのコースですかね。特にアップダウンが多いので登山初心者の方にはちょっと大変なコースですよ。


初めて行く山は、登山ブログやヤマレコ、ヤマケイオンラインなどのサイトでアクセス方法やコース地図、駐車場、トイレ、難易度、混雑、山小屋、温泉、遭難などの情報を勉強して行くと更に登山が安心安全に楽しめますので是非皆さんも予習して登山を更に楽しんで下さい。また、初心者にお勧めの【登山ガイド特集】を作りましたのでこちらも役立つ情報が満載ですので是非ご覧ください。


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